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2022年3月2日
書く仕事がしたい 2022春
3月12日(土)に、ライターでコラムニストの佐藤友美さん(以下さとゆみさん)と、お話させていただきます。 この会の主催者であるCOTOGOTO BOOKSの木村綾子さんが、まさにこれしかないというタイトルをつけてくださいました。 「書いて、生きる。書いて、稼ぐ」...
2022年2月20日
音楽と乗りもの
東京から山梨に越して、2週間が経ちました。 ひとつ、新しいたのしみができました。子どもを迎えに行く前の夕方の10分間、富士山が見えるお気に入りの駐車場までドライブをします。誰もいない四角い駐車場を、おっきな丸い軌道で突っ切って、来た道を戻ります。...
2022年2月7日
身を立てる
先週無事に、東京から山梨へ引っ越しました。 『泣いてちゃごはんに遅れるよ』のあとがきにも書いたことですが、山梨への移住を決めたのは、夫の転職がきっかけでした。 「昔から好きな会社に欠員がでたから、転職したい」 こう夫が切り出したのは2021年の6月のことでした。それから、東...
2022年2月3日
少年よ、神話になれ。
毎年、大晦日だけは、子どもに夜ふかしを許しています。全員で紅白歌合戦を見るためです。いつもは20時にベッドに連れていくことにしているので、昨年末は、さて何時くらいまで辛抱できるかなと見守っていましたが、下の子は、たのしみにしていた「源ちゃん」(と彼が呼んでいる)が出てくる直...
2022年1月29日
きょの140字ごはん B面
働くお母さんをターゲットにした雑誌をほとんど読まないのですが、24時間の円グラフに、お母さんの1日を図示したような特集って、今でもあるのでしょうか? 睡眠時間が4時間とか、朝5時に出勤とか、働きまくりの超人マザーに対し、お父さんは一体どこで何をしているの?と突っ込みたくなる...
2022年1月20日
レイモンド・カーヴァーのこと
1月11日から16日まで、森岡書店で拙著『土を編む日々』の個展を開催しました。足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました。 東京でこんなにたくさんの初めましての方にゆっくりお会いできる機会は、今しかないだろうと思い、在廊時間を多く取りました。開催できて本当によかっ...
2022年1月1日
延命治療と、恋したい。
2021年は、娘のてんかんとそれに伴う意識障害が群発し、救急車で搬送されるという慌ただしい出来事で締めくくりました。夫は9月から山梨へ単身赴任していて、ひとりで子どもふたり(しかもひとりは重度の障がい児)を育てていますから、ワンオペの大変さもいよいよここまで極まったか......
2021年12月5日
悪質な書き込みへの心がまえについて
物を書いている人の多くが、心ないコメントに傷ついています。 先日、著書に対するひどいコメントを見てしまい、そのあと36時間気分がふさぎこんでしまいました。時間の経過とともにどんな風に気持ちが変化していくのか、自分を観察する習慣が私にはあって、それで、36時間という数値が出ま...
2021年11月30日
文庫の切り身
通勤帰りの地下鉄で、表紙のない文庫本を読んでいる人を見ました。60代くらいの男性です。 盗み見れば、文庫本の二十ページやそこらを、(多分)強引に背から引き剥がし、身軽になった本を携帯していて、まっさらな文庫本を魚一尾に喩えるなら、切り身の魚をカバンに入れて持ち運んでいるとい...
2021年11月21日
スローガンと怒り
月に1,2回行く喫茶店のトイレに、気になる貼り紙があります。 「オムツを捨てないでください。大変匂うので、各自お持ち帰りください」 ということが、実際は、もっと長い文章で書かれています。 オムツっていうのは、古今東西、くさいに決まってます。それに、おいしいものやお茶を出す店...
2021年11月8日
記憶のスタイル
本を読んでくれた友人たちから、昔のことを本当によく記憶しているねと驚かれることがあります。 私の場合、メモをしているわけではなく、大量の絵が記憶に入っていて、それを一枚ずつ取り出して描写をしています。そしてその絵には、匂いや音が付いていることもあり、それが描写の大きな助けに...
2021年10月31日
御舟の牡丹
山種美術館へ速水御舟(はやみ・ぎょしゅう)の絵を観に行ってきました。 この美術館の創業者である故・山崎種二は、画家から直接絵を買い、彼らを(生きているうちから)経済的にサポートしていました。しかし御舟だけは別で、生きている間には残念ながら縁がなく、御舟の死後、彼の絵を大量に...
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