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2022年10月11日
【補稿】第4夜 今まで書いてきた本のこと
出版社で編集者として働いていた2017年に、セブン&アイ出版から声をかけてもらったことをきっかけに、初めての本『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』を出版しました。 レシピ本というジャンルに入る本なのに、細かい分量が載っていなくて、文章も多くて、ちょっと...
2022年10月10日
【補稿】第3夜 花嫁とシャンパーニュ
今はなき青山の「マノワール・ディノ」で、十数年前に結婚披露宴を開きました。中庭にある樹齢300年のクスノキの下で、歌手である友人に「オンブラ・マイ・フ」を歌ってもらい、ゲストにシャンパーニュを振る舞って。素晴らしい秋晴れの日でした。...
2022年10月9日
【補稿】第2夜 消えたエッセイ
東京暮らしで知った好きな組み合わせに、とんかつと白ワインというのがあります。 学生時代に住んでいたアパートの大家さんは、定年退職したあと、敷地の一部にアパートを建てて、悠々自適に暮らしているご夫婦でした。 月末に家賃を手渡しにうかがったときに、たいていは旦那さんのほうが、お...
2022年10月8日
【補稿】第1夜 よき酒飲み
新刊『愛しい小酌』が2022年10月21日(金)に大和書房から発売になります(ご予約はこちらから)。本には書けなかった裏話やエッセイなどを、発売日まで連続で更新していきます。第1夜は、本書の「はじめに」にあたる部分を公開します。...
2022年6月24日
ウミネコと蛙
先日、友人と深川のお不動さんに遊びに行こうということになりました。お礼参りのあとは、当然、魚三で一杯。友人は川を挟んで向こう側、豊洲のほうに住んでいます。 門前仲町駅で地下鉄を降りて、階段を上がってゆくと、遠くで鳴き声がします。赤ちゃんを連れているひとがいるのかな?...
2022年6月18日
夫婦の愛情表現
ここ最近、知人たちからの離婚や不倫といったカミングアウトが重なりました。 難しいですね。夫婦になることも、夫婦であり続けることも、夫婦を解散することも。 夫からの一番の愛情表現とはなんだろうかと、ふと考えてみると、それは、 「ちゃんと家に帰ってくること」...
2022年6月10日
岡山の事件について思うこと
特別支援学校に通う8歳の男の子に、母親が手をかけてしまうという出来事がありました。数日前、岡山でのことです。 私が第一報を聞いたときには、「殺人未遂の疑い」でしたが、その後男の子は亡くなり、容疑は殺人に切り替わりました。...
2022年6月5日
作家的生活
先日、東京のある作家のところに遊びに行きました。 「どうですか、山梨は」 こう聞かれた私は、 「ものを書いて稼ぐことだけが人生ではないと思うようになった。だから逆に、書くことがすごくおもしろくなってきたし、もっと他にやりたいことがあることも分かった。つまり、忙しい」...
2022年5月20日
リノベの話。2階建てから平屋へ。
7月の着工に向けて、家の図面を2階建てから平屋へ大幅に変更しました。 工務店さんとの打ち合わせを重ねるなかで、基礎工事の予算が想定以上に膨らんでしまったことや、構造上どうしても動かせない柱があることなど、色々な制限があることが分かってきました。こういうとき、細々と金額を削...
2022年5月14日
8割の偶発的な出来事
最近、2018年に出版した単行本『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』を読み返していました。 この本の大きなテーマは、毎日19時に家族が揃って、そこそこ栄養バランスのとれた温かいご飯を食べること。当時の帰宅時間が18時半だったので、夕飯の準備に費やせる時間は30分...
2022年4月17日
地方移住の幸福度を決めるもの
移住してから二か月が経ち、幸福度がとても上がったことを実感しています。 その鍵を握っているのは、能動的な孤独ではないかと思います。この言葉が指すものについては後半に書きます。 移住して良かった点として、まず、自然環境の素晴らしさがあります。...
2022年4月1日
仮住まいと、蠢(うごめ)く。
今週、仮住まいに初めて来客がありました。娘の髪を切ってくれる、福祉美容師の方です。引っ越しの段ボールがまだ転がっているような家ですが、少しはきれいにしようと思い立ち、古民家の庭で摘んできた水仙を活けました。 すると、家の顔がかなりさっぱりして、引っ越してきてからの2か月を反...
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