top of page
2023年2月5日
東風吹かば
私のエッセイ「木陰の贈り物」が中学受験の国語で取り上げられ、しかも私には解けない問題があったことをきかっけに、いろんなことを思い出しました。 正確には、解けないというよりは、なんと答えてよいか分からなかったのです。 そもそもエッセイは、自分でもうまく説明できない、ままならな...
2022年11月22日
編集長の採点簿
太田和彦さんといえば、私のような左党にとっては居酒屋文学の代表のような存在です。東京の街を遊びまわる際には、ご著書を参考にしてきました。 その太田さんがめちゃくちゃおもしろそうな翻訳本『食農倫理学の長い旅』を出されたというので、しかもそれが400ページを超える大作と知り、な...
2022年10月29日
家自慢
今日は原稿を一本納品しました。ある出版社の創立125周年を記念して作られた本に掲載される原稿で、字数は2500字。興味があるテーマだったから、気負わずに書けたのはいい。それでも、途中でああ、どうしようと困った点がひとつありました。...
2022年10月21日
【補稿】最終夜 リンク集
新刊『愛しい小酌』が、明日10月21日(金)大和書房から発売になります。 本の中に出てくる器や場所のリンク集を以下に掲載します。撮り下ろしのページを中心に、ざっと思いつくものだけ挙げています。本書を片手に、気になるものを見たり、買ったりしてみてください。...
2022年10月19日
【補稿】第12夜 ふくべと竜馬
もう10月も後半。この調子であっという間に師走が来てしまうのでしょうが、今年にかぎっては、すごく楽しみにしていることがあります。 東京駅と日本橋駅の真ん中にある「ふくべ」が、改装のためいったん閉店したのは今年の1月のことでした。新装開店は12月(予定)とのことで、一体第何週...
2022年10月18日
【補稿】第11夜 タイトル考
息子がスティング(とポリスの区別は付いていない)をかけてくれというので、「ロクサーヌ」を流してやった。ふと気がつくと、「そんなのカンケーねー」(by小島よしお)をうまいことリズムにのせて歌っている。なかなかいい組み合わせだと思いました。皆さんもやってみてください、よろしけれ...
2022年10月17日
【補稿】第10夜 飲食店の「おすすめ」について
今日は東京で仕事を終えたあと、渋谷ヒカリエで北村圭介さんの写真展を見て、下の階にあるオーバカナルで仕事仲間と食事をしました。 ヒカリエには今どんな飲食店が入っているのだろうかとホームページをチェックして、オーバカナルが新しく入ったことを知り、あの黄色のロゴが懐かしくてたまら...
2022年10月16日
【補稿】第9夜 シャンパーニュ、どんなグラスで飲む?
出版社で編集者をしていた頃、著名人にお守りを見せてもらう企画を担当したことがありました。10年ほど前です。 思い返せば、有名企業の経営者が子供時代から大切にしている手品の道具から、亡くなったお父様の形見のポロシャツといったものまで、物を通していろんなお話を聞くことができ、面...
2022年10月15日
【補稿】第8夜 泳ぐ、書く
午前中ラジオを流しっぱなしにしてウトウトしていると、ふと、「ビーチクりん」の連呼が聞こえてきました。J-WAVEの人が身体の一部をそんなあだ名で呼ぶなんて、時代かしら〜とぼんやり思っていたところ、「beach clean」(砂浜清掃)という大変クリーンな話題でした。疑って申...
2022年10月14日
【補稿】第7夜 ちょうどいい酒量
今日はうれしいことがありました。 ひとつは、昨年ファンレター(メール)をくださった女性が、無事女の子を出産され、赤ちゃんの写真を送ってくださったこと。見ず知らずの方とこのようなやり取りをするようになるとは、人生が本当に面白いことになっています。...
2022年10月13日
【補稿】第6夜 女性ひとり、招かれざる客か
先日マシュマロで「女性一人でも入れるおすすめの飲み屋はありますか? 」という質問を受けました。 私が入りやすい店なら、たくさんあります。でも、質問者さんがどこに住んでいて、どのような嗜好の持ち主で、飲食代にいくら使う人なのか、少なくともこの3つがわからないと、ちゃんと答えて...
2022年10月12日
【補稿】第5夜 茶人のアトリエへ
新刊『愛しい小酌』の入稿中に、雑誌Hanakoで茶人・富士華名さんとの対談の仕事がありました。東京の華名さんのアトリエへ行き、おいしいお茶をたくさんいただいて、すごく良いリフレッシュになりました。入稿だからと家でじっとしているより、適度に負荷をかけて(気の張る予定をいくつか...
bottom of page