今日はうれしいことがありました。
ひとつは、昨年ファンレター(メール)をくださった女性が、無事女の子を出産され、赤ちゃんの写真を送ってくださったこと。見ず知らずの方とこのようなやり取りをするようになるとは、人生が本当に面白いことになっています。
もうひとつは、迷子になってしまった柴犬をずっと探しておられた近所の方から、「犬見つかりました。ご心配おかけしました」というメモがポストに入っていたこと。かなり老齢のワンちゃんだったようですが、どうやって見つけてもらうことができたのか。本格的に寒くなる前に家に帰れてよかったです。
今日は適量のお話。
どのくらいお酒を飲むと調子がいいかと考えると、私調べの結果、20gという数値が導き出されます。今日、たまたまピラティスの先生とお酒の話になったのですが、彼女も20gだと言うではないですか。お酒好きな2人の意見が一致しているのが面白いなと思って、補稿に書くことにしました。
20gというのはアルコール量の話で、たとえばアルコール度数5%のビールなら、400ml飲めばアルコールを20g摂取する計算になりますし、12%のワインなら約160ml、15%の日本酒なら約130mlということになります。
もちろん、お酒を飲むたびにきっちり計算しているわけではありません。むしろ、体感として、かなり自分のものになっていると思います。
ワインを高級レストランサイズ(ちょっと、の意味)でグラス2杯飲むと、酔いすぎることなく、気持ちが開いて、すごくリフレッシュできます。350mlの缶ビールは私には多すぎるので、135mlのミニ缶(この提案は新刊『愛しい小酌』でも登場します)がちょうどいいです。ビールを心地よい着火剤にして、そのあとワインか日本酒か、別のお酒に切り替えます。日本酒も大好きですが、短時間で1合飲んでしまうと、ちょっと身体が重だるい──といったように、調子が良くなる/悪くなるお酒の量は、身体がちゃんと知っています。だからこそ、適量を超えて、あえて羽目を外しにいくこともあるわけですが。
気に入っているグラスの容量を計ってみるのもおすすめです。意外とたっぷり入ったり、案外少ししか入らなかったり。『愛しい小酌』でも、「このグラスにビールを注ぐと3口で飲み干せる」「深めの平盃なら120mlも入る」といった、私なりのかなりニッチな計測結果がたびたび出てきます。グラスの容量を知ったうえで、大きなグラスに少しだけ注ぐのもありですし、小さな酒器になみなみと注ぐのも、気分が変わって良いです。
どのくらい時間をかけて飲むか、という問題もあります。
人と飲みに行けば、お店の人を呼んで注文したり、待ったり、食べたり、差しつ差されつなどして時が過ぎて行きますから、分解も同時進行で進み、家で飲む時よりたくさん飲んでも酔わないように思います。
家で飲むときは、誰の影響も受けないぶん、ペースも早くなりますが、子供たちを寝かしつける20時には私のお酒タイムも終わってしまっているので、まだまだ家事もできるし、こうして文章を書いたり本を読んだりする余裕があります。
①早い夜のうちに、
②20g程度のアルコールにとどめておくこと
体に負担をかけ過ぎず、私なりに小酌を楽しむコツのお話でした。
*新刊『愛しい小酌』が2022年10月21日(金)に大和書房から発売になります(詳しくはこちら)。本には書けなかった裏話やエッセイなどを、【補稿】とし、発売日まで毎夜更新しています。
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