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しの宿 遠矢山房

●遠矢山房のお食事

 

 夕食は“一汁三菜五肴”(いちじゅう・さんさい・ごこう)を柱にして、10品前後を一品ずつお出しします。

 遠矢山房の料理のもととなるのは、“だし”です。旨みの宝庫であるこの“だし”に、季節の食材を合わせて料理をお作りします。


 蒸す/揚げる/焼くの各調理法で仕上げた三菜に加えて、締めは汁物+ご飯(ときに麺類も)をお出しします。五種類の肴は、コースの最初だったり、途中や締めに出てきたり、さまざまです。地元の猟師が撃ったジビエや、庭で採れた果物やハーブを使った調味料や保存食など、地元で採れたものをコースに組み込んで召し上がっていただきます。

 日々の食事をよりおいしくするためにお酒があり、食事もまた、お酒に寄り添うものであってほしいと私は考えます。五肴に関しても、もちろん、食事の延長にある旬のものですから、お酒を召し上がらない方にも、うれしいレシピです。

 

 朝食は、パンや野菜、地元のシャルキュトリ、ジャムをたっぷりご用意します。お好きな卵料理をうかがって、出来立てをテーブルへお持ちします。

 滞在中には、遠矢山房まで足を運んでくださったご縁に感謝し、薄茶を一服差し上げています。

 

 ご希望の方には、召しあがった料理のレシピを後日メールでお送りします。

 

●お酒

 

 山梨のワインやビール、地酒を、酒屋やスーパーと同じ価格でお出しします。「暮しの宿」と名付けたのは、こうした、その土地に住んでいるような楽しみかたをしていただきたいと思ったからです。

 山梨のワインは毎日飲んでも飽きず、飲み疲れず、財布にもやさしいものが多いです。地元の食材や郷土料理にもよく合います。なかでも、山梨原産・甲州種の白ワインはぜひ召し上がっていただきたいです。

 

 ここ数年でビールやクラフトジンなどの作り手も増えました。ワイン以外の飲み物も揃えていますので、食事にあわせて楽しんでください。

●お部屋

 

 南向きの和室(十畳)をご用意しました。お部屋からは四季を通して赤松の見事な枝ぶりを眺められます。縁側の開放的な窓は、職人にオーダーしたもので、居室と庭がつながるような一体感があります。ロッキングチェアに座ってぜひ体験してみてください。

 和室の西側は、伝統的な書院造りを保存・改修しました。書院本来の目的である読書や書き物をどうぞ。

 自然な凹凸のある漆喰の壁は、子供や友人たちと一緒に塗りました。床の間のうぐいす色の聚楽壁は、もとの古民家時代の色を再現しています。御軸や花入など季節に合わせたしつらえでお迎えします。

 冷蔵庫には小さなワインやビールが冷えています。ミニバーとしてご自由にどうぞ。

●お風呂

 遠矢山房には温泉がありません。近くの温泉に寄ってからのチェックインをおすすめします。
 

近隣のおすすめの温泉

 

花かげの湯

はやぶさ温泉

白龍閣 

鼓川温泉

ほったらかし温泉

 

 温泉を利用できない場合は、遠矢山房の浴室をお使いください。家族と共用ですが、清潔でシンプルなお風呂です。ご希望の方には​、足湯もご用意できます。

●山梨市牧丘町​の魅力

 

 山梨市牧丘町を含む峡東(きょうとう)地域は、2022年7月に世界農業遺産に認定されました。なだらかに傾斜する扇型の地形を生かして古くからさまざまな果物の栽培が行われ、それらの恵みと、里山の景観の美しさがこの土地の魅力です。

 なかでも、遠矢山房がある牧丘町は巨峰やシャインマスカットなど葡萄の産地として知られています。見渡すかぎりの葡萄畑を初めて見たときの感動は忘れられません。

 山々の稜線の先に、ひときわ美しくそびえるのが、富士山です。葡萄畑と富士山を同時に眺められるのは、ここ牧丘ならではの光景です。

 

 四季折々の牧丘の自然と遠矢山房の暮らしの様子は、ンスタグラで更新しています。ぜひご覧ください。
 

●遠矢山房の建築

 

 私が築130年の古民家と農地を購入したのは、2021年9月のことです。その後、大規模なリノベーションを行い、残せる部分は守りつつ、「次の100年に耐えらえる強度とデザインを」と依頼。約一年半を費やし、2023年夏に竣工しました

 釘を一本も使わずに栗の木だけで建てられた元々の姿と、現代の生活に合うよう改良された部分とが、どう共存しているか、ぜひ実際にご覧ください。

 

 インテリアは、日本の古い家具や骨董、民芸から、北欧の家具、現代アートまでを集めました。そのうちのいくつかは、気に入ってくださったものを実際に購入もできるように準備を進めています。

 

●おすすめの過ごし方

─ 15:00 ─
 

 近隣の温泉に立ち寄ってからチェックインされることをおすすめします。 

 チェックインされたら、まずは薄茶を召し上がってください。荷物を置いてひと息つかれたあとは、遠矢山房から徒歩5分の「中牧神社」へ。のどかな田舎道をゆったり歩きながら見る富士山の眺めが素晴らしいです。

17:00 ─

 遠矢山房に戻り、読書をしたり庭を歩いたりしてお食事までの時間をお過ごしください。

 庭では、椅子とコーヒーを持って出て本を読んでも気持ちがいいです。梅、柿、柚子、山椒など、その季節の実りの収穫もなさってください。

19:00 ─

 日が暮れたら、食事を始めましょう。全10品程度の料理を、1品ずつ、お出しします。21時にはキッチンをクローズしますが、薪ストーブのそばのソファでもう少しアルコールやお茶を飲みつつ、くつろいでいただくこともできます。

─ 23:00 ─

 

23時以降は「お静かに」です。消灯にご協力をお願いいたします。

─ 06:00 ─

 翌朝は庭に出て少し歩かれることをおすすめします。早起きが得意な方は、ほったらかし温泉に足を伸ばして日の出を拝んでもいいと思います。

 

─ 08:00 ─

 すっかりお腹がすききった頃、おいしい朝食をご用意します!​

 チェックアウト後は、近隣のワイナリーや寺院などの観光名所を回ったり、山梨県内の他の街へ足を伸ばしたり……旅のプランはできるかぎり相談に乗らせていただきますので、メールをください

 

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