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●遠矢山房の食事

 

夕食は8前後を一品ずつお出しします。遠矢山房の料理のもととなるのは、“だし”です。旨みの宝庫であるこの“だし”に、季節の食材を合わせて調理します。地元の猟師が撃ったジビエや、庭で採れた果物やハーブを使った調味料や保存食など、この土地で採れたものをコースに組み込んで召し上がっていただきます。山梨のワインや地酒、ノンアルコールもご用意しています。

 

滞在中には、遠矢山房まで足を運んでくださったご縁に感謝し、薄茶を一服差し上げています。

●お部屋

 

南向きの和室(十畳)をご用意しました。お部屋からは四季を通して赤松の見事な枝ぶりを眺められます。縁側の開放的な窓は、職人にオーダーしたもので、居室と庭がつながるような一体感があります。ロッキングチェアに座ってぜひ体験してみてください。

和室の西側は、伝統的な書院造りを保存・改修しました。書院本来の目的である読書や書き物をどうぞ。

自然な凹凸のある漆喰の壁は、子供や友人たちと一緒に塗りました。床の間のうぐいす色の聚楽壁は、もとの古民家時代の色を再現しています。御軸や花入など季節に合わせたしつらえでお迎えします。

●お風呂

遠矢山房から車で5分のはやぶさ温泉と業務提携をしており、ご宿泊のお客様は無料でお入りいただけます。素晴らしいお風呂で、私も自分を労いたい日によく足を運びます温泉を利用されない場合は、当山房の浴室をお使いください。

●山梨市牧丘町​の魅力

 

山梨市牧丘町を含む峡東(きょうとう)地域は、2022年7月に世界農業遺産に認定されました。なだらかに傾斜する扇型の地形を生かして古くからさまざまな果物の栽培が行われ、それらの恵みと、里山の景観の美しさがこの土地の魅力です。

なかでも、遠矢山房がある牧丘町は巨峰やシャインマスカットなど葡萄の産地として知られています。見渡すかぎりの葡萄畑を初めて見たときの感動は忘れられません。

 

山々の稜線の先に、ひときわ美しくそびえるのが、富士山です。葡萄畑と富士山を同時に眺められるのは、ここ牧丘ならではの光景です。

 

四季折々の牧丘の自然と遠矢山房の暮らしの様子は、インスタグラムで更新しています。ぜひご覧ください。
 

●遠矢山房の建築

 

私が築130年の古民家と農地を購入したのは、2021年9月のことです。その後、大規模なリノベーションを行い、残せる部分は守りつつ、「次の100年に耐えらえる強度とデザインを」と依頼。約一年半を費やし、2023年夏に竣工しました

釘を一本も使わずに栗の木だけで建てられた元々の姿と、現代の生活に合うよう改良された部分とが、どう共存しているか、ぜひ実際にご覧ください。

インテリアは、日本の古い家具や骨董、民芸から、北欧の家具、現代アートまでを集めました。そのうちのいくつかは、気に入ってくださったものを実際に購入もできるように準備を進めています。

 

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