明るい時間の遠矢山房
遠矢山房の日帰りプランを作りました。
滞在時間は明るいうち、たっぷり、
10時から16時までです。
3つのスペースでくつろぎながら
読書や書き物をしたり、
庭や近所の散策を楽しんだり。
ワイナリーや温泉めぐりの拠点として。
仕事で甲府に行かれる際の前乗りとして。
他にも、職場チームでの集中ブレスト、
ひとりインプットの時間、
移住やリノベの話を聞いてみたい、
などご活用ください。
昼食とお茶を準備してお待ちしています。
遠矢山房オーナー
寿木けい
●料金
おひとり ¥30,800(税込)
昼食、お茶・お茶菓子
お酒、ノンアルコールドリンク付き
ぜひお立ち寄りください
※1日1組、2名〜4名までお入りいただけます
●お支払い方法
現金
PayPay
クレジットカード
※タッチ決済機能付きのみ
●ご予約
・ご希望日と人数
・代表の方のお電話番号
・みなさまのお名前
・苦手な食材
・遠矢山房までの交通手段
以上をお知らせください。
●チェックイン
10:00
●チェックアウト
16:00
●住所
山梨市牧丘町千野々宮405
●アクセス
・電車の場合
JR塩山駅下車
塩山駅からタクシーで15分
塩山駅までは、
新宿駅からJR特急「かいじ」で80分。
甲府駅からJR中央本線で20分です。
※「かいじ」は全席指定です。
チケットの早めの予約をおすすめします。
・車の場合
勝沼ICから15分
一宮御坂ICから25分
甲府昭和ICから40分
駐車場あり
●お部屋
3つのスペースでお過ごしいただけます。
1. 和室
南向きの十畳の和室からは、赤松の見事な枝ぶりを眺めることができます。縁側の開放的な窓は、職人にオーダーしたもので、居室と庭がつながるような一体感があります。ロッキングチェアに座って、体験してみください。
和室の西側は、伝統的な書院作りを保存・改修しました。書院本来の用途である読書や書き物をどうぞ。
自然な凹凸のある漆喰の壁は、子供や友人たちと一緒に塗りました。床の間のうぐいす色の聚楽壁は、もともとの古民家時代の色を再現しています。御軸や花入など季節に合わせたしつらえでお迎えします。
2. リビング
家具作家の鈴木岳氏にオーダーした直径1500mmテーブルがあり、お仕事やミーティングにも便利です。椅子はカール・ハンセンのYチェアや、ジャン・プルーヴェのスタンダードチェア、秋田木工のハンナチェアなどを揃えています。好きな座り心地の椅子を見つけてみてください。
寒い日には、薪ストーブの炎を見ているだけでリラックスできます。
3. 庭と農地
遠矢山房の周辺は葡萄畑と桃畑が広がっています。それらを借景にして、ただ鳥の声と小川のせせらぎに耳を傾けるのも素晴らしい時間です。椅子とコーヒーを持って出て、本を読んでも気持ちがいいです。梅、柿、柚子、山椒、筍、みょうがなど、季節の実りの収穫もなさってください。
●山梨市牧丘町の魅力
山梨市牧丘町を含む峡東(きょうとう)地域は、2022年7月に世界農業遺産に認定されました。なだらかに傾斜する扇型の地形を生かして古くからさまざまな果物の栽培が行われ、それらの恵みと、里山の景観の美しさがこの土地の魅力です。
なかでも、遠矢山房がある牧丘町は巨峰やシャインマスカットなど葡萄の産地として知られています。見渡すかぎりの葡萄畑を初めて見たときの感動は忘れられません。
山々の稜線の先に、ひときわ美しくそびえるのが、富士山です。葡萄畑と富士山を同時に眺められるのは、ここ牧丘ならではの光景です。
四季折々の牧丘の自然と遠矢山房の暮らしの様子は、インスタグラムで随時更新しています。ぜひご覧ください。
●遠矢山房の建築
私が築130年の古民家と農地を購入したのは、2021年9月のことです。その後、次の100年に耐えらえる強度とデザインを」と依頼。約一年半を費やし、2023年夏に竣工しました。
釘を一本も使わずに栗の木だけで建てられた元々の姿と、
現代の生活に合うよう改良された部分とが、どう共存しているか、ぜひ実際にご覧ください。
インテリアは、日本の古い家具や骨董、民芸から、北欧の家具、現代アートまでを集めました。そのうちのいくつかは、気に入ってくださったものを実際に購入もできるように準備を進めています。
●キャンセルについて
・ご予約3日前から
ご利用料金(消費税込み)の100%
発想力は移動距離に比例する
私が東京で働くフルタイムの会社員で、うんと小さな子供の母親だった頃、隙間を見つけては小さな旅をしていました。子供を保育園に送った後の朝9時に出発し、帰宅は17時。8時間の小旅行です。
ある日は新緑の越後湯沢へ温泉と一合の日本酒を求めて。またある日は、鎌倉・覚園寺の薬師如来像に会いに。中華街の後で蒲田温泉の黒湯、なんていうコースも良かった。
土日も働いていることが多かったので、平日の代休にテーマと予算を決めて、どこまで遊べるか挑戦しているようなところがありました。よくそんなパワーがあったと驚きますが、いま思えば、刺激とインプットを求めていたのだと分かります。
この小さな冒険が、どれほどリフレッシュできる大切なひとり時間だったか。
「発想力は移動距離に比例する」
尊敬する、ある芸術家の言葉です。
歴史ある建築で、自然があり、おいしいお茶もある。あの頃の私が遠矢山房の存在を知ったら、真っ先に遊びにきていたんじゃないかなと思います。